トマトや温野菜にかけたオリーブオイルは、まず食べ物としておいしいものです。青い香り、苦味、なめらかな口当たりが一皿を整えます。肌との関係は、その次に慎重に考えるべきテーマです。
先に結論
オリーブオイル由来の一価不飽和脂肪酸を多く摂る食習慣と、顔の光老化の程度が低いこととの関連を示した観察研究があります。ただし、オリーブオイルがしわを減らす、紫外線から肌を守る、老化を遅らせると証明した研究ではありません。
研究から分かること
フランスの横断研究では、食事に含まれる脂質の種類と顔の光老化サインを調べました。オリーブオイル由来の一価不飽和脂肪酸が多い人では、光老化が少ない傾向が見られました。一方、もともとの生活習慣を観察した研究なので、因果関係は判断できません。
肌の状態には、紫外線対策、喫煙、睡眠、食事全体、年齢、遺伝など多くの要因が関わります。
ポリフェノールはどう考える?
エキストラバージンオリーブオイルにはポリフェノールやビタミンEが含まれます。しかし、特定の商品を食べることで見た目が変わるという直接的な証拠は限られています。試験管内の仕組みを「細胞を守る」「若返る」といった約束へ置き換えることはできません。
美容の“用量”ではなく料理として
野菜、豆、全粒穀物、魚、スープなどに使い、料理の香りと満足感を整えましょう。色の濃い野菜や十分なたんぱく質を含む食事全体と組み合わせることが大切です。美容目的でオイルだけを飲む必要性を示す根拠はありません。
また、食べることと肌へ塗ることは別のテーマです。摂取研究を、そのままスキンケアの効果として扱うことはできません。
まとめ
オリーブオイルはバランスのよい食生活に取り入れやすく、肌のエイジングとの関連を示す観察研究もあります。ただし、日焼け止め、スキンケア、治療の代わりではありません。まず料理をおいしくする食品として楽しみ、肌研究は保証ではなく背景情報として読みましょう。
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参考文献
- https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22970231/
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