ポリフェノールの仕組み ― 数値が、すべてを語る。

Polyphenols Explained
EVOOの品質を語るとき、多くの場合、味わいや産地が先に語られます。 しかし、オイルの実質的な機能を決定づけるのは、 ポリフェノール濃度という一つの数値です。私たちがこのバッチに設定した基準は、500mg/kg なぜその数字なのか。その仕組みをお伝えします。

 

酸化ストレスとは何

毎日の代謝活動や環境的な負荷によって、 体内では「酸化ストレス」と呼ばれる反応が継続的に生じています。 これは、細胞の構成要素が徐々に損なわれていく過程であり、 慢性的な疲労感や集中力の低下と関連するとされています。オリーブオイルに含まれるポリフェノールは、 この酸化反応に関与する成分として知られています。 ただし、その働きはオイルのポリフェノール濃度に依存しています。 濃度が低ければ、食用油脂としての役割にとどまります。 風味には寄与しますが、機能的な役割は限定的です。

数値が示す三つの根

根拠 1 ― EFSAの基準

欧州食品安全機関(EFSA)は、オリーブオイルのポリフェノールが 血中の油脂成分の酸化から保護することに関与するという見解を示しています。 ただし、この見解が適用されるのは、 ポリフェノール濃度が250mg/kg以上のオイルに限られます。 収穫時期が遅く、精製工程を経た一般的なスーパーのオイルの多くは、 この基準を下回っています。

根拠 2 ― オレオカンタールの仕組

科学誌Natureに掲載された研究によれば、 高品質なEVOOに含まれる特定のポリフェノール「オレオカンタール」は、 炎症に関与する酵素(COX-1およびCOX-2)の働きを抑制することと 関連していることが示されています。 この成分は、オイルを口にしたときに感じる 喉の奥のピリッとした刺激として現れます。 その感覚が、オレオカンタールの存在を示す感覚的な証拠です。 滑らかで刺激のないオイルは、この成分が失われている可能性があります。

根拠 3 ― PREDIMEDの知

ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに掲載された PREDIMED試験は、食事研究の中でも参照頻度の高い研究の一つです。 高品質なEVOOを含む食事パターンが、 主要な心血管イベントの発生率と関連していることを示しました。 この研究が示しているのは、産地よりも、 オイルの分子密度が意味のある変数であるという点です。

500mg/kgという基準の理

私たちがこのバッチに設定したポリフェノール値は、500mg/kg EFSAの最低基準値の、ちょうど2倍です。この数値を選んだ理由は一つ、安定性のためです。ポリフェノールは光・熱・酸素によって自然に分解される成分です。 濃度の低いオイルは、開封後の早い段階で機能的な役割を失います。 500mg/kgという出発点を設けることで、 最初の一滴から最後の一滴まで、EFSAの基準値を上回る濃度を維持できるよう設計しています。

 

味わいに現れる仕組

私たちのオイルをそのままで口にしたとき、 喉の奥に感じるピリッとした刺激があります。 これは酸度の問題ではありません。 オレオカンタールが持つ、固有の感覚です。 それは、オイルが機能的に活性な状態にあることの、 感覚的な裏づけです。

 

毎日の食卓への組み込み

冷ややっこや味噌汁の仕上げ、蒸し野菜やそばに。 たんぱく質や野菜料理にかけて、そのままで。 日常の食卓に、自然と溶け込む使い方をお勧めしています。

ポリフェノール500mg/kg その数値が、このオイルの仕組みを語っています。

習慣の一部にしましょう

科学的な説明はもうお読みになりましたか?さあ、実践してみましょう。毎日、本物の食べ物に少しかけるだけで、違いが生まれます。

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